自分の血中アルコール濃度を推定しよう

投稿日: カテゴリー: 食事

血中アルコール濃度と酔い方

飲酒して「酔っ払う」ということは、より客観的に説明すると「血中アルコール濃度が上昇する」ということです。

どの程度血中アルコール濃度が上昇すると、どのような酔い方をするのでしょうか。

前回ご紹介した本「あなたの飲酒をコントロールする」によりますと、概ね以下の通りです。

 

 

・20mg/dl:何らかの微妙な影響。
・40mg/dl:リラックス。反応時間と微細な運動技能が低下。
・55mg/dl:判断力・認知力・学習能力・記憶力・協調運動・警戒心・自己コントロールなどのすべてが衰え始める。
・60mg/dl:判断力低下。自分の能力 (運転や水泳など)を過信。危険を冒す。
・80mg/dl:筋肉運動の協調力が完全に損なわれる。
・100mg/dl:記憶 ・反応時間・運動の制御 と協調が完全に劣化。
・120mg/dl:通常は嘔吐する。
・150mg/dl:体のバランスが損なわれる。まっすぐ歩けない。
・200mg/dl:ブラックアウト(記憶喪失)。
・300mg/dl:意識を喪失。
・450mg/dl:成人の平均的な致死量。呼吸と心臓が停止。

 

 

血中アルコール濃度を規定する因子

このような血中アルコール濃度を規定する因子は主に4つです。

① 体重

② 性別

③ 飲酒量

④ 飲酒スピード(時間)

 

もちろん、年齢やその時の体調、食事量、遺伝的要素など他の様々な因子も影響してきます。

大雑把な傾向として捉えてください。

 

 

血中アルコール濃度が算出できる表

体重と性別を入力した上で、飲酒量と飲酒スピード(時間)から血中アルコール濃度が算出できる表がこちらのリンクです。

https://casaa.unm.edu/BACTable/index.html

 

 

 

自分は、男性で体重71kgくらいですから入力しますと以下のような表になります。

(青い色掛けは布施が勝手に加えたものです)

※BAC=Blood Alcohol Concentration

 

 

横軸(黄色)が飲酒時間(単位:時間)です。

縦軸(水色)が飲酒量(単位:ドリンク)です。

中程に並ぶ数字が血中アルコール濃度(単位:mg/dl)です。

 

米国の1ドリンクはエタノール(純アルコール)換算で12gだそうです。具体的には概ね以下の感じです。

・ビール(5度) 300ml
・日本酒(14度)107ml
・焼酎(30度)50ml
・酎ハイ(7度)214ml
・ワイン(12度)125ml
・ウイスキー(40度)37ml

 

判断力、自己コントロールを低下させない程度に飲むには(71kg男性)

自分としては、判断力・認知力・学習能力・記憶力・協調運動・警戒心・自己コントロールなどの低下は避けたいので、血中アルコール濃度50mg/dlは超えないように飲みたいです。

とすると、青がけの部分は血中アルコール濃度50mg/dlを超えているので避けなければいけません。

 

つまり、体重71kg男性である布施が、リラックスする程度の酔いで止める「上品な飲み方」をするためには、

 

・黄色列0:「一気飲み」など、かなり速いペースで飲む場合

2ドリンク、エタノール24gまで。ビールなら600mlです。(でも一気飲みはダメですよ)

・黄色列1:飲み会1時間の場合

2ドリンク、エタノール24gまで。ビールなら600mlです。

・黄色列2:飲み会2時間の場合

3ドリンク、エタノール36gまで。ビールなら900ml。ビール300ml+ワイン125mlx2=250mlでも可。

・黄色列3:飲み会3時間の場合

4ドリンク、エタノール48gまで。ビールなら1200ml。ビール300ml+ワイン125mlx3=375mlでも可。

 

 

注意事項

上の話は、あくまでの悪酔いしない飲み方としての飲酒量と飲酒速度です。しかも、71kg、男性限定の話です。

そもそも、一般的に推奨される飲酒の限度は、男性でエタノール20g/日、女性で10g/日までです。

参考:https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/alcohol/a-03-003.html

エタノール20gなら、上の表でせいぜい2ドリンクまで。一気に飲んでも推定アルコール血中濃度は48mg/dlですので、この量であればどんな飲み方しても問題は起きないでしょう。(でも一気飲みはダメですよ)

 

 

まとめ

飲酒するなら、自分も、周りも、気持ちよく飲みたいものです。

そのためには、自分のアルコール血中濃度を予測したり、ざっくりモニタリングしておくことが有用です。

上のリンクから、ご自身の体重と性別に合致した表をゲットしてぜひ参考にしてみてください。

印刷して飲み会に持参して、テーブルに置いておくと良いですね。

 

下記の本にも色々と解説が書いてありますので、ご興味のある方、減酒したい方はぜひ読んでみてください。

 

飲酒に関してなんらかの問題意識を持っていて、でもなかなか解決できない方、お気軽にご相談ください。

 

【参考図書】

あなたの飲酒をコントロールする―効果が実証された「100か0」ではないアプローチ

ウィリアム・R・ミラー (著), リカルド・F・ミューノス (著)

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です