EDになりたくなければ健康的な食事を心がけましょう

投稿日: カテゴリー: メンズヘルス食事

より健康に過ごしたいと言う思いがあるのであれば、健康的な食事、すなわち野菜、果物、ナッツ、豆、魚などをよく食べ、一方で砂糖や加工肉摂取を極力避けるような食事が推奨されることは多くの人が理解していることと思います。

でも、身体にあまりよろしくない物、加工品や砂糖、脂たっぷりの肉、、、、をしばしば食べてしまい、「わかっちゃいるけれどやめられない、、」と感じている人が多いのも事実でしょう。それはあなたのせいではありません。意志が弱いと言うことではありません。そのような食品には依存性がありますので、脳が勝手に欲してしまうのです。脳が操作されてしまっているのです。現代に生きる我々は、この「依存性」に抗う術を身に付けないといけないと思っています。

 

男性の本能的欲求


人の本能的欲求は、「食欲」「性欲」「睡眠欲」と言われます。

この欲求は強力です。

男性にとっては「性欲」を支えるものの大きな要素の1つが「勃起」です。

長年勃起しておらずもう諦めているという中年の糖尿病の方にバイアグラを処方しました。先日、その方が再診された際に「10年ぶりに勃起して感動した!」と大変喜んでいらっしゃいました。特に性行為をしたわけではないけれど、勃起したこと自体とても嬉しくて、男としての自信が湧いてきたとのことでした。あまりに嬉しそうだったので、こちらまで大変嬉しい気持ちになりました。

女性の方々にとってはアホらしいと感じられるかもしれませんが、男性にとっては大事なことなのです。

ある研究では、勃起不全(ED)治療薬であるtadarafilを内服している45才以上の男性の99%で朝立ちを経験し、その半数以上が”男としての自信が持てる!”と感じ、“生まれ変わったようだ!”と感じた人さえもいました。(Asian J Androl. 2006;8(6):703–708)

 

男性の勃起願望は、「性欲」に近い本能的欲求と言えます。

 

参考

勃起不全(ED;Erectile dysfunction)関連の記事

食事と勃起不全(ED)の関係


男性にとって、良い食生活をより意識するようになる研究をご紹介します。

Association of Diet With Erectile Dysfunction Among Men in the Health Professionals Follow-up Study

JAMA Netw Open. 2020;3(11):e2021701.

 

約2万人(40-75才、平均62才)の男性を対象にした前向きコホート研究です。

1998年から2014年の間、4年ごとに質問表で食事内容を評価し、10(±5.4)年間追跡しました。

質問表は、

MDS(Mediterranean Diet score)

AHEI2010(Alternative Healthy Eating Index 2010 score)

という食事のスコアを使用しています。

MDSとは地中海食のスコアであり、地中海諸国でよくみられる食習慣で、果物、野菜、オリーブオイル、豆類、小麦や米などの穀物を中心としています。適量の魚、乳製品、ワインも摂りますが、肉の摂取量は少ない傾向があります。

AHEI-2010とは、全粒穀物、多価不飽和脂肪酸(PUFA)、ナッツ、長鎖オメガ3脂肪酸の摂取量が高く、赤身/加工肉、精製粉、甘味料入飲料の摂取量が低い食事を反映した健康食指数です。

 

結果は、上記いずれのスコアにおいても、最も低いグループの人(不健康な食事の人)に比べて、スコアが最も高いグループの人(健康的な食事の人)は有意に勃起不全になるリスクが低いことがわかりました。特に60歳未満の人たちでその傾向が強く、22%リスクが低かったのです。

 

つまり、健康的な食事をする人ほど勃起不全(ED)になるリスクが低いということです。

 

地中海食のような健康的な食事が心臓病の予防に繋がることはよく知られています。そのような食事は血管や血管内皮に保護的に働くことがその理由の1つです。勃起不全(ED)は「血管の病気」の側面も大きく、「循環器疾患」と捉えても良いと思っています。そう考えると、上記研究結果は当然と言えば当然かもしれません。

参考記事:

循環器内科とED(勃起不全)の深い関係

 

本能で依存性に抗え


ただ単に、「健康」でいるためにジャンクフードやラーメンやスイーツを控えよう、と言ってもなかなか行動変容が起こらない人は多いでしょう。それらが有する「依存性」に勝てないのです。

「依存性」に対抗するには、もっと強力なモチベーション、動機、それを後押しする「欲求」が必要です。

本能的欲求に近い「勃起欲」が行動変容の後押しをしてくれることも期待できます。

勃起力が低下したり、勃起不全(ED)になりたくないので、ジャンクフードやラーメンやスイーツを控えようと思う男性は一定数いるのではないでしょうか。

 

 

まとめ


野菜、果物、ナッツ、豆、魚、オメガ3脂肪酸をよく摂取し、砂糖や、赤身肉(牛肉や豚肉)の過剰摂取を避け、加工肉摂取を極力避けるような食生活をすることで勃起不全(ED)になるリスク低下が期待できます。

EDになりたくなければ健康的な食事を心がけましょう

 

勃起不全(ED)が気になる方はこちらをどうぞ。

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