精神的ストレスで、心拍数はどこまで上がるか?

投稿日: カテゴリー: 心拍

布施です。

 

前回は、人前でのスピーチで心拍数が150/分ほど上がり得ると言った話が出ました。

精神的ストレス、緊張で、人はどのくらいまで心拍数が上がり得るのでしょうか。

 

ドキドキする例として、スポーツの競争種目のスタートの時もその1つでしょう。

カーレースのドライバーの心拍数を測定した論文があります。50年前のものです笑。

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/6017509

 

3人の健康なレーサーの心拍数を調べたところ、

スタート15分前:150-180/分

スタート2分前:>180/分

スタート直前:200-205/分

レース中も200/分前後を推移するケースもあるようです。

 

運動負荷でも心拍数を200/分まであげることは結構大変です。

相当激しい運動を強いられます。

緊張感のみで200/分まで上がるとは、カーレース恐るべしです。

 

F1レーサーは超絶すごい方々なんですね。

 

自分も、精神的ストレスや緊張時にどのくらいまで心拍数が上がるか、今後気にしてみたいと思います。

apple watchなど、テクノロジーの進歩でそのようなデータが容易に得られるようになって便利です。

 

※ 通常は、安静時に200/分を超えるような頻拍は、なんらかの頻拍性不整脈の可能性を疑う必要がありますので、そのようなことがある方はご相談ください。

精神的ストレスで、心拍数はどこまで上がるか?” への6件のフィードバック

  1. お酒を少し飲みすぎると就寝後3時間位で目が覚め息苦しく徐々に脈が早くなり300位になります。カテーテルも3回やりましたが異常なしです 気休めにメンタルの薬飲むも効果なしです 因みにこの症状に17年間悩んでます どうにかならないものかと本当に悩んでます。どうか宜しくお願い致します。

    1. コメントありがとうございます。17年もお悩みというのは辛いですね。これまでの詳細な経過や3回のカテーテル結果などがわかりませんとなんとも言いようがございませんので、診療予約をしていただき、受診の際はそれらの関連資料をご持参いただければと思います。それまではとりあえず飲み過ぎないようにお願い致します。

  2. たまに鼓動を早く感じたり強く脈打つ打つ時があります。精神的に辛い時や、夜勤が続いたり仕事が忙しい時に多く症状が出るような気がします。今のところ、息切れやめまいなどの症状はありません。関係があるかわかりませんが、腕を大きく動かした時に、肩甲骨から心臓にかけて脈打つこともあると気がつきました。一度だけですが動悸を感じて目が覚めたこともあります。最近心拍数が気になってスマートウォッチをつけるようになったのですが、就寝中の心拍数が一回だけ140回の時がありました(10分ごとの自動測定です)。不整脈でしょうか?

    1. すみ様、ありがとうございます。一般論としての返信です。夜間心拍数140と言うことですと不整脈の可能性はあるものの、体動やノイズなどによる誤解析の可能性もあります。引き続きスマートウォッチでチェックしていただき、繰り返し就寝時(安静時)140と言うような頻拍が出るようでしたら不整脈の可能性が出てきます。その際は循環器内科受診しホルター心電図をしてもらうと良いと思います。「鼓動を早く感じたり強く脈打つ」も不整脈か否かはわかりません。その際の心電図を記録したいところです(こう言う時apple watchは便利です)。なるべくストレス緩和に努めてください。

  3. 私は極度に不安になるタイプです。
    祖父や父が身体が弱い為、子供の頃から病が身近でした。
    その為か、こうしたらこういう病気になると勝手に思い込み、怖くて病院にも通えない始末。
    健康がとりえで、風邪ひとつ幸い私はひきませんが、驚いたり、緊張したりした時に必要以上ににドキドキしてしまう事に不安があります。
    ドキドキに気持ちが集中する事で更にドキドキしてしまい、そのドキドキしてしまった事に不安を感じで更にドキドキしてしてしまう悪循環。
    地震など、緊急地震速報がなった時なんて、ドキドキしすぎて、地震どころか、この動悸に不安を感じパニックになりそうになります。
    ドキドキしすぎて心臓がこわれてしまうのではないかと。
    でも、ここでのお話を聞いてそんな簡単に心臓は止まったりしないのだなと思いました。
    レースごとに心拍数200以上でも耐えられるレーサーさんはすごいですね。

    1. ステラ様、ありがとうございます。心臓は簡単に止まったりしないのだなとか、レーサーに比べたら自分のドキドキは大したことないかしら、、、と認知を変えることも不安症の治療になります!

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