酔いたい飲酒、文化を楽しむ飲酒

投稿日: カテゴリー: ポジティブ心理学日記食事

自分が生まれ育った家庭は当然のようにアルコールがある環境だったこともあり、当たり前のように飲酒するようになりました。

また、これまでの学生時代や職場等の環境でも宴会、新年会や忘年会、パーティなどではアルコールは当たり前。

まあ、ほとんどの外食店やコンビニにも当たり前のようにアルコールがあり、街では派手なアルコールの宣伝もよく目にします。ある意味日本はアルコールがあることが「デフォルト」と感じます(自分の視点にはバイアスがあるかもしれませんが)。

でも、最近そのような文化に違和感を抱いています。

自分としては、珍しくこの10日間、アルコールを一滴も飲んでいません。

世の中も、徐々にノンアルコール文化の潮流がきていると言う話も先日しました。

禁酒一択

自分の中には、飲酒には2種類あると思っています。

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① 酔いたい飲酒

② 文化を楽しむ飲酒

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① 酔いたい飲酒

ほろ酔い気分になりたい、酔って全てを忘れたい、、、程度は様々かと思いますが酔うことが目的の飲酒です。ストレス解消のための飲酒、仕事の後の一杯、飲み会やイベントでの飲酒、寝る前に一杯、なんとなく飲酒、など日常的によくある飲酒のパターンがこれです。場所は居酒屋や一杯飲み屋でビールやハイボールなど比較的安価なものになります。サイゼリアのワインはコスパ最強ですね。酔えれば何でも良いのです。あるいはコンビニなどで缶ビールや缶チューハイを購入しての家飲み。ついつい9%濃い目!とか選んでしまうあれです。日常・現実から少し離れて気分良くなりたいのです。快楽的幸福(hedonic)のための飲酒。「ストレス解消」といえばその通りなのですが、端的に言うと「現実逃避」です。合法ドラッグとも言えます。一時的に逃避するだけで、根本的な解決にはなりません。また、お酒は「コミュニケーションツール」の役割がないわけではないですが、その役割も結局は「現実逃避」のカテゴリーに含まれてるような気がしています。

② 文化を楽しむ飲酒

アルコールは太古の昔から続く「文化」です。本来、ワインにせよ、日本酒にせよ、作り手が精魂込めて作り上げた「芸術作品」です。これをじっくりと味わう飲み方です。食とのコンビネーション、器や環境との調和も大事です。機械的大量生産のお酒でなく、ある程度希少性のあるお酒を少量味わうイメージですが、必ずしも高級酒や、高級店でなくても良いのです。本気度合いが感じられるお酒を、本気度合いが感じられる環境で味わうのです。アルコール血中濃度40mg/dlくらいまでにとどめ、認知力や自己コントロール力が十分保たれ、粋な雑談を交わすような、深い認知や人生の意味や目的に関わる幸福(eudaimonic)のための飲酒。したがって、味わいを本気で追求しているとは思えない多くの居酒屋チェーン店や、喫煙可の店の選択肢はありません。ただ、自分としては、あまり値段が安いとついつい飲み過ぎてしまう(苦笑)ので、たくさん飲むのが憚られるような値段のお酒がちょうど良いのかもしれません。飲みに行く頻度も多くなりませんし。

今後も世の中にはノンアルコールの潮流が押し寄せてくると思います。しかし、飲酒を全て悪とするのは違うと思います。自分の中では、①の飲酒は極力避けようと思っています。②の飲酒はありだと思います。

①に関しては、少しづつ自分周囲の環境にノンアルコール文化を広げて、浸透させて行こうと思っています。

また、現実逃避したい時は、アルコール以外にも選択肢はあります。筋トレやジョギング、ヨガやピラティス、、、なんでも良いので「運動」はとても良い代替手段だと思います。他にも、趣味とか、映画とか、色々あります。

お飲みになる方は、ご自身の飲酒の意味を考えてみてください。

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