人間が健康に生きる(早期死亡を予防する)ための医師の役割とは?

投稿日: カテゴリー: 医療一般生活習慣

こんにちは。布施です。

現在の一般外来診療は混雑を極め、いわゆる「3分診療」です。

しかし、本来の医療とは、患者と医師の対話が重要であり、患者の詳細な生活環境や行動様式、人間関係、思考パターン、価値観、生きがいなどの情報を共有することで、その人に本当に最適化した最高の医療が提供できるのだと私は思っています。

実際に、下記のように、研究結果からも健康維持や早期死亡の予防に、薬など医療介入が寄与するのは僅か10%くらいと言われ、一方で 日々の生活習慣、行動様式が40%を占めるのです。病院で薬をもらうよりも、日々の生活を見直す方が遥かに重要という解釈もできます。毎日の無意識に行っているあなたのちょっとした習慣が、身体に少しづつダメージを蓄積して行っているかもしれません。そのようなちょっとしたことの是正が、大変重要です。

https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMsa073350

 

 

40% 行動様式;食事や身体活動、喫煙、薬物、性行為、

30% 遺伝的要因

15% 社会的状況;教育、雇用、収入、住居、、、

10% 医療介入;医療へのアクセス、質

  5% 環境因子への曝露;住居や職場などの危険・有害物質、感染症、

 

しかし、患者の生活環境や行動様式等を十分に把握できるような対話重視の医療の場づくりは、通常の保険診療では時間的にも経営的にも困難なのが現実です。病院の外来を受診すると、数分の短い診療時間のほとんどが、薬や検査などの話になってしまい、肝心の「行動様式」の話まで手が回りません。

 

当クリニックでは、「保険診療」の他に、自費である「医療コンサルティング」というオプションも用意しています。これをご活用いただくことで、十分な対話の時間を確保し、あなたの日々の行動様式や思考様式を共有させていただき、より良い方策をアドバイスさせて頂きます。

 

 

 

 

 

 

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