乳癌の女性に対するピラティス

投稿日: カテゴリー: ピラティス医療一般

布施です。

女性の罹患数が最も多い癌は、乳癌です。

その乳癌に罹患した女性に対するピラティスの効果を検討した論文です。

Complement Ther Med. 2018 Dec;41:130-140.

Pilates for women with breast cancer: A systematic review and meta-analysis.

乳癌の女性に対するピラティス:系統的レビューとメタ解析

乳癌の女性のためのリハビリテーションとしてのピラテスの効果を検討。データベースより質の高い5件の無作為化対照試験と2件の非対照試験を抽出し対象とした。2つの研究は機器を使用したピラティス、残りはマットピラティス。
ピラティス施行期間は3-12週、40-60分/回、概ね3回/週。

 

結果、ピラティスは、肩の可動域、QOL、痛み、自覚的な上肢機能、機能状態、気分、フィットネス、上肢周囲長に有意な改善効果をもたらした。
肩の可動域とQOLに及ぼす影響は、他の運動プログラム(筋トレ、kinesiotherapy 、可動性や柔軟性のトレなど)と比し有意な違いはなかった。

ピラティスは、乳がんに関連した症状の影響を軽減する。特に上肢の痛みと機能には有効なようである。

 

ということで、ピラティスは乳癌を患った方にはお勧めできるエクササイズです。

 

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