降圧治療としてのヨガ

投稿日: カテゴリー: ヨガ循環器瞑想

布施です。

ヨガと血圧の関係の論文です。

 

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/30792067

Mayo Clin Proc. 2019 Feb 6.

Yoga as Antihypertensive Lifestyle Therapy: A Systematic Review and Meta-analysis.

 

降圧治療としてのヨガ:系統的レビューとメタ解析

データベースよりヨガ介入前後の血圧の記録があり、対照群(非運動療法/非食餌療法)を有するヨガ介入試験を検索。

条件に適合した49試験を抽出。対象は3517人。

平均年齢49.2±19.5歳

平均BMI(=体重/体表面積の二乗)27.9±3.6kg /m2

平均収縮期血圧129.3±13.3mmHg

平均拡張期血圧、80.7±8.4mm

 

ヨガは1セッション59.2±25.0分、1週間に4.8±3.4セッション、平均13.2±7.5週間施行。

 

結果、対照群と比較してヨガは収縮期血圧-5.0 mm Hg、拡張期血圧 – 3.9mmHgの降圧を認めた。

高血圧症の人に対し週3回のセッションでヨガを実施した場合、呼吸法と瞑想/精神的リラクゼーションを含むヨガの介入は11 / 6mmHg(収縮期血圧/拡張期血圧)の降圧を認めた。それを含まないヨガの降圧は6 / 3mmHgだった。

 

単なるエクササイズではなく、呼吸を意識したり、瞑想や精神的リラクゼーションを織り込むことで降圧効果が増強されます。マインドが大切なんですね。

 

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