短時間睡眠文化を疑ってみましょう

投稿日: カテゴリー: 睡眠

睡眠は重要ですが、、、

最近は睡眠の重要性が認識されてきています。

様々なメディアでも取り上げられています。

しつこいほど繰り返していますが、

睡眠時間は、通常の成人であれば7-9時間を目標に取ることが推奨です。

7時間睡眠が基本で、ご自身のパフォーマンスを最大限発揮したい!という人は8-9時間目標にするとよろしいわけです。

しかしながら、それでもなお

「とは言っても、やることたくさんあるし、8時間睡眠なんて無理ですー」

という言葉を漏らしつつ5-6時間ほどの睡眠時間の方も多いです。

 

 

日本の短時間睡眠文化

特に日本は、短時間睡眠が当たり前の文化です。

世界でも有数の短時間睡眠国です。

このOECDのデータでも日本の睡眠時間は最低ランクです。

(出典:OECD Society at a Glance2009)

 

これはあくまで平均ですから、働き盛りの人はもっと睡眠時間は短いのが現実でしょう。

下記のグラフは 平成29年「国民健康・栄養調査」 のデータです。

30-50代の社会を支える中心となる層の8割以上は、世界の推奨7-9時間睡眠に達していません。

 

(出典:平成29年「国民健康・栄養調査」)

 

 

当たり前の環境を疑ってみよう

長時間労働が当たり前の文化。

夜の街は様々な飲食店が営業しています。

24時間営業の店も多いです。

24時間営業のコンビニエンスストが街中に乱立しています。

テレビ番組は深夜までやっています。

 

このような環境により、自分も含め日本人は短時間睡眠が当たり前であると洗脳されているようです。

そして、親が遅くまで起きているので子供も遅くまで起きています。この文化は受け継がれていきます。

 

睡眠の役割はまだまだわかってい部分がたくさんありますが、

単なる休息でないことは確かです。

脳をはじめとする心身のメンテナンスシステムであり、

必要不可欠なものと考えられています。

 

昔は喫煙がある意味当たり前の文化でした。

今では、喫煙の有害性は常識となり、喫煙率は低下してきています。

 

睡眠の重要性がさらに明らかになるであろう10年後には、8時間睡眠が当たり前の文化に変貌しているかもしれません。

「昔は、10代、20代でも6時間睡眠とか当たり前だったんだって!」

「マジー!?」

って感じで。

 

常識や習慣を疑って、見直してみることって大事ですよね。

 

 

慢性的に体調がすぐれない人は、とりあえず寝ましょう

何らかの慢性的な体調不良を有していて、睡眠時間が短い人は、

何はともあれ8-9時間睡眠してみてください。

逆に十分に睡眠時間を取っていないと、いくら医療を施しても無駄になってしまう可能性もあります。

 

 

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