最近「減酒外来」という外来が散見されます。
かつては、アルコールに関する外来といえばアルコール依存症患者、中毒患者を対象にした、いわば特殊な外来というイメージがあったかもしれません。
しかし、「減酒外来」は特別なものでなく、その対象は「飲酒に問題を感じている人」です。
ついつい飲み過ぎてしまう人、酒癖が悪い人、意識がなくなってしまう、、などなど。
「減酒外来」を2017年から設置している久里浜医療センターによると、患者層は仕事に就いている人、学歴が高い人、家族がいる人など、普通の人が多いとのことです。全く特別な人ではありませんし、特別な外来でもありません。
ハードルが高い外来ではなく、気軽に相談してください、という敷居の低い外来です。
今までありそうでなかった外来ですね。
「減酒」といえば、この本も大変有用です。
あなたの飲酒をコントロールする―効果が実証された「100か0」ではないアプローチ
ウィリアム・R・ミラー (著), リカルド・F・ミューノス (著)
・飲む時にすること
・飲む前にすること
・飲む代わりにすること
この3つのフレームにしたがって、様々な方法を提案してくれています。
減酒しようかな、、と思っている方はお読みいただくと、得るものがあると思います。
このブログでも今後少し触れようかとも思っています。
お酒=悪と言っている訳ではなく、禁酒しろ、とも言っていません。
楽しいお酒であれば良いと思います。
それでも、ご自身の飲酒に関して少しでも問題意識を持っている方は少なくないと思います。
当クリニックでも減酒のサポートを致しますので、お気軽にご相談ください。
追記:減酒外来は、対面診療が原則となります。現在のところオンライン診療では対応しておりません。ご理解のほどよろしくお願い致します。
“気軽に「減酒外来」” への2件のフィードバック
減酒をしたいと思います。
血圧が高い、ガンマが高いなどの症状があります。
まずは、血圧、肝臓などで通常の内科を受診してみて相談してみてはいかがでしょう。通院中であれば、その担当医に相談してみてください。