梅雨明けて、暑い毎日です。
暑い日に気をつけたいことは「脱水」です。
水分補給が重要です。熱中症対策にもなります。
そう言えば以前、こんな記事を書いていました。
この記事の結論は、以下の感じです。
・基本的には、口渇を感じた際にそれを潤すように水分を補う。
・人間の1日あたりの水分喪失量は1300-8630mlと幅広く予測困難。
・従って、一律に至適飲水量を定めることは困難。
・体重測定を習慣化しましょう。
・飲水量を迷ったら、いつもの体重との差を参考にしましょう。
それでは、具体的には何を飲めば良いのでしょうか?
通常であれば飲水は、基本的には水やお茶で良いです。
以下のようなもの、あるいは砂糖や、それ以外の甘味料が入っている「加糖飲料」を習慣的に飲むことは避けましょう。
・高フルクトース・コーンシロップ
・異性化糖
・ブドウ糖果糖液糖(果糖含有率50%未満)
・果糖ブドウ糖液糖(果糖含有率50~90%)
・高果糖液糖(90 %以上)
炎天下での活動や、スポーツなどでたくさん汗をかいた場合は、水分のみならず塩分も補給した方が良いです。
通常、0.1-0.2%ほどの濃度の食塩水が推奨されます。
コンビニエンスストアでは大塚製薬の「OS-1 オーエスワン」など、「経口補水液」が販売されていますのでこれを利用すると便利です。OS-1なら500mlのペットボトルなら約1.5gの食塩が含まれています(約0.3%ですね)。
いわゆるスポーツドリンクも悪くはありませんが、糖分が多いので習慣的に飲むことは避けたほうが良いと思います。
経口補水液がない場合は、普通の水500mlに1gほどの食塩相当の塩分を混ぜたり、一緒に摂取したりすれば良いです。
参考までに、食塩1g相当はこのくらいの量です。
出典:http://www.chugokuh.johas.go.jp/neuro/n_forum/semi20/_sct07.htm
最近では、コンビニなどで販売している食品には塩分量が記載されているものもありますので、それを参考にするのも良いでしょう。
なお、慢性心不全の患者さんなど心臓の機能が悪い方は、普段の体重を超えてたくさん水を飲むことは控えた方が良いです。
まとめ
・暑い日は水分補給を心がける。
・口渇を感じたら水分で補う。
・至適飲水量を一律に決めることは難しい。
・迷ったら普段の体重と今の体重の差を、飲水量の目安にしましょう。
・汗をたくさんかいた際は、塩分も合わせて補給することを考えましょう。
・その際は経口補水液が便利です。
・水500mlに1gほどの塩分を加えても良いです。