持病の調子が今ひとつ思わしくない。
昨夜も少し苦しかった。
でも、明日は大事な友人との会食の約束がある。
自分のためにセッティングしてくれたせっかくの機会。
どうしても、行きたい。。。
患者さんから、そんな相談をされた担当医は、、、
「身体が一番だし、今回は我慢してキャンセルしましょう」
「何かあったらどうするの?」
「万が一ってこともあるし」
「安静第一。行くことは許可できません」
「とんでもない」
「我慢しなさい」
表現は様々でも、結論としては行くことを止めるケースが多いかもしれません。
病を抱えた患者さんを安静にさせてリスク回避することも、大事な一つの選択肢です。
一方で、多少のリスクをとって、患者さんの思いを叶えてあげることも医師の大事な仕事だと思っています。
その「リスク」を推し量り、最大限の対策を講じ、その上で、許容できるか、できないか。ギリギリの判断です。
この判断を下すのが「プロ」なのだと思います。
「行くな」ということはとても簡単です。
勿論、一周回って、プロの判断として「行くな」という場合もありますが。
人は楽しむために生きています。
長生きするために生きているわけではありません(例外はあります)。
楽しく長生きできれば一番良いですね。
何れにしても、楽しむサポートをしていきたいと思っています。