価値観の多様化と結婚
様々なテクノロジーが生み出され、生活環境が激変。
社会は急速に変化しており、価値観も多様化しています。
これまでの「常識」は、現在の、そして今後の「常識」ということは全くありません。
「結婚」に関しても、「適齢期になれば結婚する」という考え方がデフォルトのような感じになっていますが、
多様化する現在においては、結婚はしてもしなくても、個人の自由。と個人的には思っています。
生涯独身の生き方をされている方に対しても全く違和感を感じません。
婚姻状況と健康
とはいえ疫学研究上では、未婚や離婚で独身でいる人は、結婚して夫婦で生活している人達よりも健康状態が悪いという研究結果が複数存在します。特に独身男性でその傾向が強いです。
例えば、こちらは日本の研究。
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC1871578/
Ikeda A, Iso H, Toyoshima H, et al. Marital status and mortality among Japanese men and women: the Japan Collaborative Cohort Study. BMC Public Health. 2007;7:73.
結論:「男女ともに既婚よりも独身の方が死亡リスクが高かった。離婚や配偶者との死別は、男性では死亡リスクの上昇と関連していたが、女性では関連していなかった。これらの所見は、独身、離婚、配偶者との死別が潜在的に健康へ悪影響を及ぼすことを示唆している。」
出会い支援サービスカオスマップ
結婚するためには当然「出会い」が必要です。
かつては出会いと言えば、学生時代ならクラスメイト、部活やサークル、そして合コン、社会人になったら職場での出会いが多かったと思います。しかし、今の時代はインターネット、SNS、スマホ、、、様々なテクノロジーの進歩で出会いの方法も激変しているようです。
インターネットを介した出会い支援サービスをカテゴライズした「カオスマップ」をネットで見かけました。すごいです。今の時代「合コン」は死語のようで、若者たち、あるいは婚活している人のほとんどはこのようなサービスを利用していると聞きました。
ちなみに、結婚相談所関連サービス、仲介型に位置している「IBJ」。少し前に社長とお話ししたことがあるのですが、IBJによる成婚は日本の成婚の1%を占めるとお聞きし驚きました。
婚活アプリ活用指針:Kindle本「東京婚活」
このようなサービス、特に比較的敷居が低そうなオンライン婚活アプリをどのように活用するのでしょうか。
ITネイティブの若者たちは抵抗なく使えるのかもしれません。少し世代が上の40代前後、あるいはそれ以上でも婚活を考えている方も少なくないわけで、そのような方々にとっては、どれを選んで良いか、どのように使えば良いのかわからないと思います。
そんな方々にとって、大変参考になるKindle本があります。
ご自身の経験から、より良いアプリ選択、活用方法、対策を懇切丁寧に具体的に示してくれています。
失敗談や、気をつけるべき相手なども。
n=1の経験本ではあるものの、非常に参考になると思います。
著者は女性ですが、男性にとってもとても有用です。
東京婚活
東京で婚活するならこんな風に ーサバイバル50の極意ー 1巻: マッチングアプリを使って自分の人生をデザインする!
東京で婚活するならこんな風に ーサバイバル50の極意ー 2巻: ムリ・ムダなく確実に幸せな結婚をする方法
自分自身の価値観を大切に
「独身者の健康状態が悪い」というのは、主に他者とのつながりが欠けてくる、食生活が偏るといった生活習慣の要素の影響が大きいと思います。逆に言えば、独身であっても、他者と楽しくつながりを保ち、食生活を規則正しく偏りなく摂ることができれば、健康状態は良好に保てるのではないかと推測します。
婚活するのもよし、
独身を謳歌し、かつコミュニケーションを楽しみ食生活にも気をつかう、のもよし。
多様な世の中、自分自身の価値観を大切にしたいですね。