さて、とある日の自分の就寝中の睡眠モニタリングの結果です。
Apple watch、iPhone、アプリAuto Sleepです。
青系のグラフが睡眠の深さを示しており、
赤のグラフは脈拍数を示しています。
ここで注目いただきたいのは睡眠ではなく、脈拍です。
AM3時頃赤のグラフ(脈拍数)がとんがっています!
突然一時的に脈拍数が上がっているようです!!!
これは気になります。
一般的に、心拍数が突然上昇し、突然治るというパターンは頻拍性不整脈の発作を疑います。
(一方、徐々に心拍数が上昇し、徐々に治っていくというパターンはあまり病的な不整脈らしくない変化です。)
他のiPhoneのアプリでも確認してみますと、、、同じような時間帯に脈拍が上がっています。
逆の腕につけていたスマートウォッチKirlorでは、同じ時間帯AM3時頃の頻拍は記録されていませんでした。6時頃の頻拍はジョギングによるものです。
ただ、Kirlorは脈拍を常に連続モニタリングしているわけではないでしょうから、測定間隔の合間に頻拍化していた可能性もあるかもしれません。
先ほど申し上げたように、急に上昇する頻拍は何らかの頻拍性不整脈の可能性を疑います。
一般的に、寝ている間に、本人が気づかない間に不整脈が出ていることはよくあることです。
このような変化を客観的に捉えることが可能であることこそが、スマートウォッチによるモニタリングの価値だと思います。
しかし、このデータを信じると頻拍と言っても脈拍数100拍/分くらいです。頻拍性不整脈としてはやや低めです。120-130拍/分とかそれ以上になることが多いです。(ただ、脈拍が速くなるほどスマートウォッチの解析の精度は低くなります)
そして、Kirlorでは記録されていませんでした。
したがって、Apple watchの測定ミス(ノイズなど)の可能性もあるでしょう(そうであって欲しい苦笑)。
とはいえ、この日の脈拍データから自分の心臓に頻拍性不整脈が潜んでいる可能性は決して否定できません。
スマートウォッチで自己モニタリングを継続していきたいと思います。
今の所、再発はありません。
心電図を連続モニタリングできるスマートウォッチが早く開発流通すると良いなあとの思いをさらに強くしました。