前回、性に関する国際アンケートを紹介しました。
日本人は、男女ともにSEXに関しパートナーへの満足度が低く、SEXの「快さ」も国際的にかなり低いレベルであるという結果でした。
それに対し、日本独特の「空気」や「見えない圧力」あるいは自己に芽生えた「誤ったプライド」といった抑圧から解放され、「自己開示」し、パートナーと対話をすることでSEXの満足度が上がっていくのではないかという話をしました。
2人で対話をし、満足度の高いSEXをするために非常に重要なことが1つあると思っています。
「余裕」
です。「ゆとり」とか「スラック」と概ね同義です。
少しだけでも良いので「余裕」を持っておきたいものです。
何事においても「余裕」がないと、イライラしたり、カリカリしたり、心穏やかでないことは誰もが経験しているものと思います。
少しでも「余裕」があると、パートナーに対して優しくなれます。
「余裕」といっても様々です。
時間的余裕が必要です。
睡眠時間を極端に削るのも身体によろしくありません。多忙な日常とは思いますが、たまに一晩ゆとりを持った夜を設定したいものです。
経済的余裕もあったほうがスムースです。まあなかなかこれは難しいですが。僕も教えてもらいたいです笑。
体力的にも余裕が必要です。翌日も仕事の方も多いでしょう。日々、運動や活発な身体活動で体力を養っておきたいです。そして食事や睡眠の管理で体調を整えておきたいです。
そして当然、いわゆる「精力」的にも余裕があったほうが良いです。
精力的に、少しでも「余裕」「ゆとり」を保持しておくために、ED治療薬を活用する手はあると思います。
ED治療薬は、完全に勃起しない人だけのための治療薬という訳ではありません。
勃起の硬度や持続が十分でなく満足のいく行為ができないとか、お酒を飲んだりタイミングによりやや不安定になりうまく行かない、自信がないといった人にとっても十分役立ち、「安定したパフォーマンスの発揮」をもたらします。気持ち的にも「余裕」「ゆとり」を抱けることが期待できます。早漏気味の方では持続時間が長くなることも期待できます(Urology. 2015;86(5):947–954.)。
SEXは必ずしも「挿入」が必須な訳ではありません。パートナー相手の都合で挿入しない場合もあるでしょう。触れ合うだけ、抱き合うだけでも幸せな気持ちになりますし、立派なSEXだと思います。ただ、挿入できるけどしない場合と、挿入できなくてしない場合は行為としてはほぼ同じかもしれませんが、気持ち的にはかなり違います。
バイアグラなどの勃起不全治療薬(PDE5阻害薬)は、単に勃起不全の治療のみならず、男性の「余裕」や「ゆとり」、そして「優しさ」を生み出す薬と思っています。
SEXの直前に服用する方法が一般的ですが、低用量の勃起不全治療薬を定時内服する方法の有効性も確認されています。近いうちにご紹介したいと思います。
バイアグラなどの勃起不全治療薬をご検討の方はお気軽にご相談ください。