高い安静時心拍数と関連する病気

投稿日: カテゴリー: デジタルヘルス医療一般心拍

布施です。

 

下記記事でご紹介した2016年に発表されたメタ解析(https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/26598376)では、

安静時心拍数が45/分から10/分上がる毎に、死亡リスクが9%上がる、という結果でした。このメタ解析は46の研究を元にしていました。

安静時心拍数45/分くらいでも悪くない

 

2017年には、また新たなメタ解析論文が出ています。こちらは88の研究を元にしています。

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/28552551

 

このメタ解析によると、安静時心拍数が40/分台から、10/分上がるたびに、

以下のごとくリスクが高まります。

 

冠動脈疾患リスク   7%

心臓突然死リスク   9%

心不全リスク     18%

脳卒中リスク       6%

心臓血管疾患リスク 15%

ガンリスク     14%

全死亡リスク    17%

 

安静時心拍数が高いことが上記の病気を引き起こすと言うことはできませんが、

安静時心拍数が高い場合は、これらの病気が潜んでいないか?など、より慎重な健康チェックが望まれると思います。

 

 

 

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