心臓病・心臓リハビリにおけるヨガの役割

投稿日: カテゴリー: ヨガ循環器

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/30489439

J Cardiopulm Rehabil Prev. 2018 Nov 27.

Role of Yoga in Cardiac Disease and Rehabilitation.

心臓病・心臓リハビリにおけるヨガの役割

 

ヨガの心血管系への影響や心臓リハビリとしてのヨガの役割を調べたレビュー論文。
2017年までのヨガの心血管系関連の論文を検索。結果としては、ヨガは、全身的な抗炎症、自律神経系、代謝系、免疫系、神経内分泌系などに好影響を与え、心血管疾患やその危険因子を改善します。
交感神経活性の軽減、心房細動発作の減少、心房細動に関連する不安感の軽減、狭心症症状の改善、狭心症や心不全の活動時間延長、慢性心不全症状軽減などが報告されています。

 

このように多くの論文で、一次・二次予防として心血管イベント発生率・罹患率減少、あるいは死亡率の減少などのヨガの臨床的利点を示しています。1つ1つの研究の規模や質が高くはなく、より大規模で良いデザインのRCT(無作為化比較試験)が必要としていますが、例えば、足腰が悪くウォーキングなどがなかなかできないような方でも自宅で特に器具も要らずに楽しめますので、そのようなかたにおいては特に有力な選択肢と考えても良いと思います。

 

ご興味のある方は、是非ご相談ください。

 

当クリニックは、こちらのヨガ・ピラティススタジオと強い連携を取っています。

 

 

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