早朝の道路
朝ジョギングしていると道路の端に嘔吐物が残っていることがしばしばあります。
前夜の酔っ払いによるものと推測できます。
今朝もありましたが、道路前の施設の方が早々に掃除されていました。
ちょっとだけ跡が残っていますが、綺麗になりました。ご苦労様です。
飲酒するにしても、人様に迷惑をかけずに飲みたいものです。
しかし、飲み会独特の「ノリ」に流されて、飲み過ぎてしまう人もいることでしょう。
どの程度飲酒したら嘔吐するのか?
どの程度飲酒したら嘔吐するのか、確認しておきましょう。
またまた、以前触れたこの「血中アルコール濃度と酔い方」の一覧です。
71kg男性である自分の場合を例に、調べてみましょう。
(自分はほとんど吐いたことはありません)
表の見方については、こちらをご覧ください。
血中アルコール濃度120mg/dlで通常嘔吐します。
もちろん、嘔吐しない人もいるでしょうし、もっと低い濃度で嘔吐する人もい流でしょう。
一つの目安です。
表から、血中アルコール濃度120mg/dlに達する部位に注目します。
・黄色列0:「一気飲み」など、かなり速いペースで飲む場合
5ドリンク(エタノール60g)で120mg/dlです。
ビール 1500ml
日本酒 535ml
ワイン625ml
ウイスキー185ml
(でも一気飲みはダメですよ)
・黄色列1:飲み会1時間の場合
6ドリンク(エタノール72g)で128mg/dlです。
ビール1800ml
日本酒642ml
ワイン750ml
ウイスキー222ml
・黄色列2:飲み会2時間の場合
7ドリンク(エタノール84g)で136mg/dlです。
・黄色列3:飲み会3時間の場合
7ドリンク(エタノール84g)で120mg/dlです。
ビール2100ml
日本酒749ml
ワイン875ml
ウイスキー259ml
アルコール度の高いお酒を速く飲むのは危ないですね。
繰り返しますが、これは体重71kg男性用の表、数値です。
上記リンクを参照して、ご自身の性別、体重を入力して確認してみてください。
もちろん、算出された数値が絶対ではありません、個人差があるものと思います。
この数値を目安に、ご自身の経験も合わせて考慮し、ご自身の嘔吐閾値をご自身なりに推定してみてください。
まとめ
かつて、飲み会での「一気飲み」は大変よく行われていましたが、学生サークルの新歓コンパなどで急性アルコール中毒で死者が出たりしたこともありましたし、社会問題の1つとして扱われ、流石に最近は少なくなりました。
しかしながら、それでもまだなお見かけることがあります。
以前も言及したように、血中アルコール濃度を規定する因子は主に4つです。
① 体重
② 性別
③ 飲酒量
④ 飲酒スピード(時間)
コントロール可能な、飲酒量、スピードに留意する必要があります。
ご自身の性別、体重に応じた至適な量、スピードを理解しておきましょう。
また、一気飲みや、飲酒を無理に促す光景を目にしたら、やんわりと抑制する介入を試みたいですね。
飲酒に関してなんらかの問題意識を持っていて、でもなかなか解決できない方、お気軽にご相談ください。
【参考図書】
あなたの飲酒をコントロールする―効果が実証された「100か0」ではないアプローチ
ウィリアム・R・ミラー (著), リカルド・F・ミューノス (著)