慢性非特異的腰痛の治療におけるピラティス

投稿日: カテゴリー: ピラティス医療一般

布施です。

腰痛は、現代人を悩ませるもっとも多い症状の1つです。

慢性非特異的腰痛(特別な病気(例えば椎間板ヘルニア)がない腰痛)への治療は色々ありますが、ピラティスもその1つ。その効果を調べた論文です。

Postgrad Med J. 2019 Jan 12.
Application of Pilates-based exercises in the treatment of chronic non-specific low back pain: state of the art.
慢性非特異的腰痛(CNLBP)の治療におけるピラティスの適用 最新情報
これまでの研究でCNLBPに対するピラティスの効果は示されてきている。レビューを含む多くの研究では、痛みの軽減や機能的改善などのピラティスの効果は短期間(-3ヶ月)で観察される。
ただ、研究方法にばらつきがあり、対象者の人数が少ない(-50人)、40-50代の女性に偏りがあるなど、その解釈には注意を要する。
当レビューからは、有資格の指導者が60分/回、週に2-3回指導することを推奨する。エクササイズは参加者毎に個別に選択する必要がある。ピラティスの効果はその後3-6ヶ月、あるいは68週にわたって観察された。しかし長期追跡の研究はなく、少なくとも24ヶ月追跡したRCTが必要。
マットピラティス、機器を使用したピラティスの優位性に関しても結論は出ていない。

 

ということで、腰痛治療の選択肢になりそうです。ピラティスは、腰痛のみならずその他身体的、あるいは心理的な良い影響も期待できますので、お得な選択肢とも解釈できます。

布施もピラティス通っています。

木曜午前には鍼治療外来やっていますので、こちらも腰痛治療の選択肢です。ご予約お待ちしています。

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