最近、睡眠に関して復習と知識のアップデートをして、その重要性を再認識しています。
以前、7-9時間睡眠が推奨という記事を書きました。
理由の1つは、死亡リスクが低くなるからです。
睡眠時間と死亡リスクの関係を調べた研究はたくさんあり、そのメタ解析も毎年のように発表されています。
例えば、
2016年 https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/26900147
どの研究も概ね結果は同じです。7時間睡眠がもっとも死亡リスクが低くなっています。
それより長くても、短くてもリスクは高くなります。U字型のグラフを呈します。
2016年のものを提示しておきます。
パフォーマンスに関しては、7時間睡眠よりも9-10時間睡眠を目標にした方が、パフォーマンスが上がるという論文も複数あります。
例えば、
ttps://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/12603781
この論文では、以下のことが示唆されています。
① 7h寝ていても、9hよりパフォーマンスが悪い
②しかも7h睡眠していると眠くない(睡眠不足の自覚なし)
③1週間の寝不足によるパフォーマンス低下は、8h睡眠x3日しても元には戻らない
7h睡眠だと眠くないのにパフォーマンスが落ちているのです。
つまり、まとめると
死亡リスクを下げるなら7時間睡眠!
パフォーマンスを上げるなら8-9時間睡眠!
という解釈になります。
注意しておきたいことは、
7時間睡眠を目標にしていると7時間は眠れていません。6時間くらいです。
9時間睡眠を目標にしていると9時間は眠れていません。8時間くらいです。
睡眠時間を客観的に測定するスマートウォッチの活用をお勧めします。
スマホで自分の睡眠時間や質を確認することができます。
下は、5時間20分しか寝ていない、あまりよろしくない例です(苦笑)。
睡眠に関する悩みがある方も、どうぞご相談ください。