安静時心拍数が高い人は、死亡リスクが相対的に高いという話は何度もしてきています。
特に明らかな基礎疾患がない75才未満の人なら、安静時心拍数40台から10増える毎に9-17%ほど死亡リスクが上がると推測されています。
高い心拍数は様々な病気と関連しています。
あるいは、「病気」とまでは行かなくとも、健診などで指摘される検査異常などにも関連しています。
安静時心拍数が高い場合に、これらの要素が身体に潜んでいないかチェックしてみる良い機会になると思っています。
これらの異常もないけれど、それでも心拍数が速いという場合、考慮する要素の1つは睡眠です。
睡眠不足ですと心拍数が上がることがわかっています(Am J Hypertens 1999;12:63– 68)。
通常の成人は7-9時間睡眠が推奨されています。
まず、7-9時間寝る習慣にしてみましょう。